平成11年度秋季九州大会個人成績・総評

11月20日から開催された秋季九州大会に四期連続制覇を目指し、熊大勢は部員一丸となって、臨みました。 春季大会後に、レギュラーメンバーが二人抜けましたが、その穴を埋めるように新レギュラーが加わって、 今季もチームの力は衰えてはいませんでした。

初戦の大分大に対する不戦勝に始まり、順調に勝星を増やしていった熊大に対し ライバルである九大は福大に対し痛恨の一敗を喫してしまう。これにより、九大との最終戦を迎えた時点で、熊大は2勝5敗でも優勝、 という状況に立ったが、九大はここでメンバーを入れ替えて戦いに挑んできた。予想していないことであったが、熊大勢は気の引き締めて、 九大を4勝3敗で下し、優勝を決めた。
★個人成績  
  大分大 佐賀大 北九大 福岡大 鹿児島 九州大  
井銅三有
○(不)
宮本
貝嶋
了戒
水元
沖永
×
5−1
吉田圭一郎
○(不)
肌野
高倉
遠藤
永川
岐部
6−0
土橋健一
○(不)
堤田
上ノ園
田辺
海平
×
白倉
5−1
甲斐光洋  
○(不)
 光成
 安部
 宮本
 山崎
佐藤
6−0
石田祐史
○(不)
小野
藤井
上村
伊藤
上野
×
5−1
山内啓史
○(不)
 綿谷
×
  福代
×
毛利
 杉
吉岡
4−2
矢野到
○(不)
 茂木
  小林
蓮池
 猪木
×
原田
×
4−2
  7−0 6−1 6−1 7−0 5−2 4−3 35−7
  6勝0敗

 井銅三有 5勝1敗 B級功労者
数ヶ月にわたる謎の失踪から、強化リーグ直前に復帰し、好成績で大将の座に就いた氏は、その持ち前
の終盤力と、ヤンキー力の相乗効果により、無傷で九大戦を迎えたものの、やはりブランクのためか
敗れてしまい、初段獲得となった。将棋の方は心配ないようなので後は、再び失踪しないよう春先には
部員たちは氏との連絡を密にしなければいけないだろう。

吉田圭一郎 6勝0敗 A級功労者
副将に自らを据えたオーダーは大将井銅氏とのコンビによる、「威圧作戦」を念頭に置いたものであろう。
大会時の大、副将戦の空気は三将以下のそれとは明らかに違っていた(ように見えた)。
それが功を奏したのか将棋の方も危なげなく勝ち進み見事全勝で念願の弐段獲得となった。
これに気を良くした氏は「あと2年間は部に骨をうずめる」と公言しているとかいないとか。

土橋健一 5勝1敗 B級功労者
元九州学生名人である氏は、当然全勝を意識していたであろうが、鹿大戦で敗れてしまい優勝に十分貢献
したものの本人にとっては不本意な成績だったかもしれない。一方個人戦では、準九州学生名人の
座に就いたが、これもまた決勝戦は本人にとっては不本意な将棋だったかもしれない。
春季に甲斐氏が個人戦優勝の際に氏は「肩書きには”前”とかが付く方がかっこいい」と主張していたが
自身が準学生名人になった今季はそれについて全く言及していない。
王座戦では今回の鬱憤を晴らすがごとく鬼神のような強さを発揮して欲しい(あくまでも将棋だけで)。

甲斐光洋 6勝0敗 A級功労者
四将の位置に置かれた氏が、全勝をしたことは全く自然なことである。勉学という全く不自然なことに
いそしむ日々を送っていた氏は、強化リーグにはほとんど参加できなかったがその力は健在であった
ようだ。今年度卒業予定である氏にとって残る大きな大会である王座戦では全勝を目指し、
卒業までの花道を転ぶことなく飾って欲しい。

石田祐史 5勝1敗 B級功労者
「五将で二将」のジンクスを無効化する力を持った氏は安定した将棋で5連勝で九大戦を迎え、
全勝かと思いきや、一敗を喫してしまった。しかし、日々「ダウザー教」に傾倒している氏には、
影響は無く、「定説」に従い自らの道を突き進むのみである。
王座戦でも時折の不思議な行動により、感動の将棋とほのかな笑いを我々に提供してくれるだろう。

山内啓史 4勝2敗 無罪
春季大会で弐段を取った氏であったが、今回佐賀大戦、北九大戦と二連敗その後は何とか盛り返したが、
4勝2敗に終わってしまった。春の快進撃と比べると物足りない結果ではある。 やはり、某アニメ「ヤマモトヨーコ」が終了したことが将棋にも影響が 出てしまったのだろうか。
この状況を脱するためにも、王座戦での氏の奮闘と、KKT土曜深夜のアニメ枠の奮闘を期待したい。

矢野到 4勝2敗 無罪
段位獲得を目指し七将の位置で望んだ今季団体戦。四回戦までは「聖闘士」の将棋で連勝するも、
残り二戦は「エビルクラッシャー」のような将棋で敗れてしまい、山内氏に合わせるように二敗で、
段位獲得とはならなかった。Yahooのオークションで「聖闘士星矢」のビデオを購入した氏には、
王座戦までにはゴールドセイントとなって、将棋の中にコスモを見せ付けてくれることを願う。

OBの方々のご支援に 部員一同心からの感謝をするとともに、そのご期待にそえるよう王座戦上位入賞を目指し頑張っていきますので、今後ともご声援のほどをよろしくお願いします。

秋季九州大会大会団体戦結果
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