平成12年度秋季九州大会個人成績・総評
大会参加校の減少で、九州学生棋界はますます危機的な状態になりつつあります。
そんな中、我が熊大は見事6季連続優勝という黄金期を迎えています。
しかし来年は、世代交代による戦力低下が想像され、苦しい大会となることでしょう。
そのため、1年生には是非ともがんばってもらい、層の厚さを保ちつづけてもらいたいと思います。
なお、来春の九州大会は試験的に5人制が導入されることが決りました。
今後も九州棋界の底上げのためにも、失敗を恐れず大胆な改革を期待したいと思います。
★熊大個人成績
|
|
佐賀大
|
北九大
|
福岡大
|
鹿児島
|
九州大
|
|
大将
|
井銅三有
|
肌野
○
|
請関
○
|
宮本
○
|
杉
○
|
吉岡
○
|
5−0
|
副将
|
吉田圭一郎
|
宮本
○
|
香川
○
|
上村
○
|
海平
○
|
宮田
○
|
5−0
|
三将
|
土橋健一
|
光成
○
|
福代
○
|
緒方
○
|
猪木
○
|
佐藤
○
|
5−0
|
四将 |
甲斐光洋 |
|
|
|
篠崎
○ |
中本
○ |
2−0 |
四将・五将
|
山内啓史
|
田副
○
|
藤井
○
|
了戒
○
|
永川
○
|
原田
○
|
5−0
|
五将
|
後藤克幸
|
不戦勝
○
|
波多野
×
|
蓮池
×
|
|
|
1−2
|
六将
|
小牟田裕矢
|
不戦勝
○
|
高倉
○
|
毛利
×
|
水元
○
|
北野
○
|
4−1
|
七将
|
嶋村孝史
|
不戦勝
○
|
上ノ園
○
|
三浦
○
|
小川
○
|
苦瓜
×
|
4−1
|
|
|
7−0
|
6−1
|
5−2
|
7−0
|
6−1
|
31−4
|
|
|
○
|
○
|
○
|
○
|
○
|
5勝0敗
|
<個人総評>
井銅三有 5勝0敗 A級功労者
相手の二歩に気付かず、次の手を指そうとするあたり、さすがは嶋村氏の後輩である。(あれ?いつのまに同輩に・・・)
最終戦ではもはや熊大の優勝がきまり、どうでもいい一戦となったが、優勢だった将棋を千日手に持ち込まれ、指し直しは敗勢に・・・しかし持ち前の粘り強さで、4時間かけて弐段をGETした。
今大会における氏の大活躍の原因は、何よりも遅刻しなかったことに違いない。
なお、氏の携帯電話は、毎週土曜の午後になるとなぜか通信不能となり、嶋村部長を困らせている。
吉田圭一郎 5勝0敗 A級功労者
氏と三田佳子の次男とは、「ヨシケイ」「バシタカ」と呼びあう仲らしく、今大会の好成績は、白い粉の覚醒効果によるものらしい。
来年は院生という氏だが、院生になるのはこれで二度目らしい。(ただし、前回の院は大学院ではなく、少○院だったとか・・・)
氏の言う「パソコン買おうかな」と「タバコ止めよう」は、もはや誰一人として信じる者がいなくなったが、「将棋と単位はごまかした者勝ち」という言葉だけは、氏の人生をもって証明している。
土橋健一 5勝0敗 A級功労者
あいも変わらず全勝し、あいも変わらず沖崎氏に敗北(個人戦準決勝)した。
そしてあいも変わらず近寄りがたいオーラを出しまくる。
彼の私生活は謎に包まれているが、ここ1〜2年で微妙に髪に色がついたり、煙草を吸い始めたりと、その行動からは危険な香りが漂い始めている。
おそらくは夜な夜な吉田邸で行われる○○パーティーへ、井銅氏と共に参加している影響と思われる。
その副作用で、交番へ「ヤクザに追われている」と駆け込んだりしないことを祈る。
甲斐光洋 2勝0敗 C級功労者
法事の関係で初日は欠場した氏だが、2日目には参戦して優勝を決める1勝をかっさらっていくあたりは、いやらしさ120%である。
個人戦では、必修科目の麻雀のために徹夜開けだったにもかかわらず、難なく決勝に残るあたりは、氏の若さと執念を感じさせる。
その執念を学問に傾けていたら、ノーベル賞ぐらいとれたのではなかろうか?
なお最近氏は、上高森遺跡の石器捏造事件に興味を持っており、近いうちに世紀の大発見をして、どこかの研究所に就職する予定らしい。
山内啓史 5勝0敗 A級功労者
その暴力的棋風であっさりと全勝してしまった氏だが、その生活はなぞに包まれつつある。
何でも夕方から翌朝にかけては、バイトとネットで忙しいらしい・・・
疑問1「あれ?学校は?」
疑問2「あれ?このパターンって、どこかで聞いたことがあるような・・・?」
これ以上詮索すると、氏の5年後が想像できてしまいそうで、恐い・・・(と書いていると、どこからともなく「いいんだよ!」という関西なまりが聞こえたような気が・・・)
とりあえず、氏が「代ゼミ戦士」の誇りを持ちつづけることを祈る!
後藤克幸 1勝2敗 A級戦犯
1勝2敗と書いたものの、1勝は不戦勝だったことを考えると、一人で足を引っ張っていたことは間違いない。
すでにあと2年は在学することが決まっている氏は、ようやくエローンの支払いを終え、ますます2次元の世界にはまりつつある。
彼の風貌は、今大会の成績同様みすぼらしく、廣澤氏と並ぶと『王子と乞食』という童話を連想させる。
ちなみに大会後の会場掃除で、去年に続き持ち主不明の洋服が残されており、今年もまた氏のコレクションに加えられたらしい・・・乞食なのは風貌だけではないようだ。
小牟田裕矢 4勝1敗 C級功労者
休部を破って出場した今大会、氏は救世主になる予定だったが、初日に1敗して一躍戦犯候補に・・・
結局4勝したが、全勝者4人の影響で「別にいなくてもよかったんじゃ?」という、影の薄い存在に終わった。
氏の独特の棋風と世界感は「小牟田ワールド」と呼ばれるが、最近本人もその異様さに気付き始めているらしい・・・
今まで気付いていなかったのかと思うと、ますます恐ろしい今日この頃である。
なお情報筋によると、氏には日本テレビの年末特番「奇人変人大集合スペシャル」への出演のオファーが来ているらしい。
嶋村孝史 4勝1敗 C級功労者
ついに初段をGETした氏だが、B級順位戦では勝ち越せなかったため、昇級を逃した。
部長として春秋連覇を成し遂げ、その指導力を証明した氏だが、近ごろ大学院への進学を考えているようで、将来は院政を敷くことになりそうである。
ちなみに団体戦における将棋の内容はどれもひどいようで、氏の「昇段の譜」は「冗談の譜」になりそうである。
冗談は歳だけにして欲しいものである。
秋季九州大会団体戦結果
秋季九州大会個人戦結果
Back to Top