平成十年度王座戦個人成績

12月23日から四日市市で開催された王座戦に、我々熊大は宮田・二神・甲斐・石田・小牟田・吉田・山内・矢野・小柳・土橋・井銅・嶋村・後藤・廣澤の14名で参加しました。
この他にもOBの山下さんには生活をかえりみることなく熊本からお越しいただき、本当にありがとうございます。
今大会は6勝以上して3位を目指しており、初日は大方の予想どおり2勝1敗で終わり、順調な滑り出しであった。
しかし上位進出のためには絶対に負けられない金沢大・京都大に連敗すると、あとはずるずると負けを重ね、終わってみると9位という大いに不満の残る結果でした。
その最大の原因は、勝星を稼ぐはずだった五将・六将で大きく負け越した点です。
全国の壁の厚さを実感し、来年こそは上位進出を目指したいと思います。

★個人成績
  早稲田 北海道 広島大 立命館 金沢大 京都大 名古屋 慶應大 東北大  
山内啓史
×








0−1
土橋健一 細川
×
長内
×
増田
×
鰐渕
×
鈴木
×
松尾
×
小野
×
河原
×
尾形
1−8
甲斐光洋 益子
越谷
友成
竹内
×
松本
田中
冨樫
小林
嶋原
×
7−2
宮田城 田口
×
大谷
森永
青木
藤田
×
吉田
×
山下
×
古田
×

×
3−6
吉田圭一郎 安芸
×
本間
×
中村
近村
×
田中
×
加藤

×
高橋
×
山内
3−6
二神和弘 岡安
×
登根
×
神笠
×
根来
×
羽佐田
堀田
×
牧野
×
北川
×
前小屋
×
1−8
石田祐史 川合
×
浜野
山川
太田
×
旦尾
×
青木
×
小坂
×
任田
×
湯沢
×
2−7
小牟田裕矢
本坊
山口
臼井
佐伯
×
奥山
野上
岩本
高橋
×
6−2
  1−6 4−3 5−2 2−5 2−5 3−4 2−5 2−5 2−5 23−40
  × × × × × × × 2勝7敗

当て馬大将 山内啓史 0勝1敗 無罪
アマ強豪に一発入れられるとしたらコイツしかいない!という理由で当て馬大将に起用された。
氏は前日より自分が先手であると信じて筋違い角を猛勉強。しかし振り駒の結果は「早稲田奇数先!」・・・・
困った氏は何も知らない四間飛車を採用するという暴挙を決行。
中盤善戦し、かなり難しかったにもかかわらず、必殺(必ず殺される)の7二玉直で終局。
私の計算ではあと3年以上は部に留まるはずなので、来年以降は主力としてがんばっていってほしい。

大将 土橋健一 1勝8敗 B級戦犯
氏の序盤力ではボコボコになるだろうと予想されながらも、勉強のために大将にそえられた。
その予想どおり、序盤で敗勢になりそのまま押し切られる将棋が目立った。
さしもの氏もショックだったらしく相当落ち込み、大会後「序盤からやり直します」と今後の意気込みをみせた。来年の王座戦が楽しみである。
余談だが、先日、部内奇声のG藤氏が「ケツから血が・・・」と騒いでおり、氏いわく「土橋君に犯られました。ィヤァ〜!」だそうである。

副将 甲斐光洋 7勝2敗 A級功労者
日ごろの不摂生がたたって当日熱を出し、苦しみながらも勝星を稼ぎ、終わってみるとチームの勝ち頭。やはり腐っても元九州学生名人である。
大会中、氏の棋譜をつけていた廣澤氏も熱を出したが、廣澤氏は翌日には回復したのに、甲斐氏はなかなか治らなかったのは、やはり年のせいかもしれない。
来年は宮田さんにかわり、現役部員とOBの方々との掛け橋になってくれることだろう。

三将 宮田城 3勝6敗 C級戦犯
「宮田さんは大将かと思った、そして王座戦18連敗の記録を作って卒業してもらうってのは?」(九大Y氏談)
という声もあったが、三将で出て連敗記録を10連敗で止めてしまうあたりは、ギャグのわからない人である。
氏は初日を終えて「これで戦犯とは言われんだろう」と笑っていたが、金大戦・京大戦の結果は笑えるものではない。
敗因は、対局前にきめゼリフ「おまえにはできないかもしれない」を叫ばなかったことである。
叫んでいれば、相手が禁手の1つや2つ指していたかもしれないのに・・・

四将 吉田圭一郎 3勝6敗 C級戦犯
三日間を通して2連敗後に1勝するを繰り返した。
夕食(カレー)が近づくと元気になるようで、さすが実家に帰ると残り物のカレーを食わされるだけのことはある。
氏も当分の間は部に残留することが決まっているので、早くパソコンを買ってHPの管理人になってもらいたい。
余談だが、氏は地元に帰ると「ヨシケイ」と呼ばれているそうだ。街で氏を見かけたら是非「よう!ヨシケイ!」と声をかけてあげていただきたい。

五将 二神和弘 1勝8敗 S級戦犯
「下で勝星を稼ぐ」という方針のもと五将に置かれたが、その惨敗ぶりはひどすぎる。
王座戦後、女流の方に将棋を教えていたが、人に教える前に自分が勉強してもらいたい。
「えっ?二神さんってまだ5回生だったの?もっと上かと思った」(九大Y氏談)
そう、氏はまだ5回生である。先はまだまだ長い。
これからもM田氏を見習い、チームの主力としてがんばっていってほしい。

六将 石田祐史 2勝7敗 A級戦犯
あらゆる禁手を指し尽くし、もうこれ以上はないだろうと思われていた氏であったが・・・
「50秒、1、2、・・・8、9,10・・・?」周囲の時間が一瞬止まった。
それでも氏は考慮中である。
「石田さん、時間が・・・」
「ん?・・・あっ!」
どうやらMASAYAに洗脳されて幽体離脱していたらしい。
団体戦では恐ろしいほどの勝率をほこる氏だったが、この一局をさかいに自信を喪失し、さんざんな結果に終わった。
頼みますから禁手と時間には注意してください!

七将 小牟田裕矢 6勝2敗 B級功労者
結果を見る限り期待どおりの活躍である。
しかし内容はというと、二歩で勝ち、二歩で負け、ただで取れる飛車を取らずに死にかけるなど、サービス精神旺盛な氏ならではの内容であった。
また、最終戦の内容はボロボロで、相手が右玉使いの場合の対策が今後の課題のようだ。
師匠同様、氏も先はまだ長いようなので、この成績に自信を持って当分の間はがんばっていってくれるだろう。

王座戦結果
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